今回はスマホゲームの新作音ゲー「お願い、俺を現実に戻さないで」をレビューしていこうと思います。
結論から言うと、ゲーム自体のクオリティは悪くないんですが、他の強い競合に対して勝てるものが無いよねぇってかんじです。
率直な感想【曲はいいが…】おすすめ度:60%
収録曲は良曲ばかりで、叩いてても楽しい譜面だと思います。
ただ、それ以外の要素で損をしているなーという印象。
後述しますが、音ゲー以外の部分での粗が目立ちました。
とはいえ、ゲームとしてのクオリティが低いというわけではないのでそこそこ楽しめることは楽しめます。
良かったところ
- 他の音ゲーでは見かけない楽曲(アニソン)をプレイできる
- 音ゲー初心者に優しいゲーム設計
他の音ゲーでは見かけない楽曲を(アニソン)プレイできる
電撃文庫のアニメの曲がプレイできることを売りにしてるだけあって、他の音ゲーではあまり見かけないようなアニソンを見かけました。
具体的には、
- 緋色の空(灼眼のシャナ)
- 旅の途中(狼と香辛料)
- Burst the Gravity(アクセルワールド)
- Days of DASH(さくら荘のペットな彼女)
- 撲殺天使ドクロちゃん
- No buts!(とある魔術の禁書目録)
上記のとおりです。
「さくら荘のペットな彼女」とか「アクセルワールド」の曲があるのは珍しいですよね。
たぶんこれ系の曲はこれからも増えてくるんじゃないでしょうか。
オリジナル曲のクオリティも普通に高いので文句はありません。
初心者に優しいゲーム設計
このゲームにはPICKスタイルとHUGスタイルという音ゲーのプレイ方法があります。
PICKスタイルというのは普通の音ゲーみたく、ノーツが判定ライン上にきたらタップするプレイ方法。
HUGスタイルというのは、ノーツが判定ライン上に来る前にその位置を長押ししていればPERFECT判定になるというもの。
ようするに、HUGスタイルでプレイすると、ノーツをタイミングよく叩くのが苦手な人でも簡単にPERFECT判定が取れるわけです。
スマホ系ゲームの音ゲーの中だとかなり初心者に優しいゲームだと思います。
悪かったところ
次のとおりです。
- キャラによって絵のタッチが違う
- 楽曲数が少ない
- 歯ごたえが無い
- エリア会話みたいなものがない
キャラによって画風が違う
正直、これが一番気になりました。
上の画像見ていただけるとわかりますが、大雑把に見てもこの5人だけでイラストのタッチが3種類はありますよね。
このもはや別作品だろっていうキャラクターたちが、
こんな風に当たり前に横に並んで会話してるので違和感がすごいです。
なんというか、「世界観がどうなの?」ってなりますし、全体的に安っぽく見えてしまうんですよね。
アズレンや艦これみたく、キャラをたくさん出してなんぼみたいなゲームであればともかく、このゲームキャラクターが約20人程度ですから….
これに関しては好みとかもあると思いますが、個人的にはキャラの画風くらいは統一してほしかったです。
楽曲数が少ない
これに関してはリリースからまだそんなに日が経ってないので仕方ないとは思います。
たしかリリース直後のプロセカもこれくらいの曲数だったかと。
これからに期待ですね。
歯ごたえが無い
このゲームは音ゲー初心者をターゲットとして意識しているのか、音ゲーの難易度が全体的に低めです。
おれステの最高難易度のEXPERTが大体プロセカのEXPERTと同じだと思ってもらえればいいと思います。(バンドリのEXPERTよりはちょい簡単)
なので、けっこう簡単に全曲フルコンくらいなら取れちゃいます。
音ゲーが上手くなりたい!とか難易度の高い譜面をやりたい方はあまりそっちの方面には期待しないのが無難です。
エリア会話みたいなものがない
これは僕の固定観念みたいな部分もありますが、この手の音ゲーって大体キャラクター同士のエリア会話みたいなのがあって、キャラクターの意外な一面が見れたり、キャラクター同士の絡みをニヤニヤしながら見るのが醍醐味だと思うんですよ。
そこからキャラクターに親近感とか愛着がわいたり、いろいろと妄想が捗ったりするわけですから。
それが無いのがかなり残念でしたね。
とくに、おれステは音ゲーの部分よりもキャラクターを売りにしてるように見受けられるのでそこらへんは力を入れるべきだったんじゃないかと思います。
総評:お願い、俺を現実に戻さないで(おれステ)
音ゲーの部分はまぁ、満足ですがそれ以外の部分が色々と気になる作品でした。
といってもゲーム自体のクオリティは悪くないので、合う人であれば普通に楽しめると思います。(競合が強すぎる プロセカとかバンドリとかD4DJとか)
音ゲー好きの方なら暇つぶし感覚で入れてみてもいいんじゃないでしょうか。
最後に、この子は絶対ついてるだろ…(何がとは言わないが)
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