私がスーパーで働いていた頃、いきなりトイレットペーパーを大量に欲しがるお客さんが押しかけてきて一瞬でティッシュなど含めた紙製品が売り切れるといった出来事がありました。
ネットで何かあったのかと思って調べてみたら案の定。
「コロナの影響で紙製品がなくなるから今のうちに買い込んでおけ」みたいな投稿があったようで。
もちろん実際にはそんなことはなく、紙製品自体は仕入れようと思えばいくらでも仕入れられる状況でした。
彼らはまさに騙されていたわけですね。
そこで今回はSNSでのデマを簡単に見抜く方法を解説していきたいと思います。
SNSのデマに騙されないためには?
直近のコロナでの紙類が品薄になった騒動も原因は転売ヤーのデマツイートでしたね。
SNSでデマを流す人の手口はとても巧妙でたくさんの人が不安になった所を狙ってもっともらしいデマを流します。
それを知識のない一般人が「これは嘘だ」と見抜くことはたいへん難しいでしょう。
この記事では、誰でもできるデマに騙されにくくするSNSの使い方を3つのポイントに分けて紹介していきます。
①デマが流れるタイミングを把握する
デマが流れるタイミング、拡散されやすいタイミングは災害や感染症による非常事態のときです。
その理由は人の心理に関係しています。人は非情事態で不安になったときに思考が浅くなったりして、食料や生活必需品を買いだめする傾向があるんですね。
デマを流す転売ヤーや愉快犯はこうした心理を利用するわけです。
なので、そういう状況になったら「ああ、今回もまたデマが流れるんだろうなぁ」という先入観をもってSNSをチェックすることで転売ヤーに踊らされる可能性はグッと減るでしょう。
また、別パターンで不安を煽るような報道に対して知識のない人が大騒ぎした結果それを傍から見てる人がだまされるなんてこともあります。
拡散している人は善意でやってくれているので尚更見分けがつきにくいですね。
とりあえずSNSばっかいじってるような人たちを信用しちゃいけませんw
専門家の意見を調べる
大勢の人が関心をもつようなニュースならほぼ確実に専門家や知識のある方々がSNSに自分の意見をあげたりしています。
情報の一次ソースと一緒にツイートしたりしっかりした根拠に基づいた意見をつぶやいてる人は比較的信用できます。(けっこういいかげんですが…笑)
少し前の話になりますが、蝗害でサバクトビバッタが中国に行くんじゃないか、なんて噂があったときに某バッタウォッチャーの方がバッタはヒマラヤ山脈を越えられないと反論していました。
実際、そのとおりのニュースが1~2か月後に報道されててびっくりしました。
他者を煽動するような投稿をみかけたらまずは専門家の意見がないか調べてみましょう。
そうすることで自分自身が一呼吸おいて冷静になれる時間も得られるので一石二鳥です。
異なるコミュニティの人物をフォローする
SNSで誰をフォローするかどうか決めるのは、利用者自身、つまりあなたですよね。
そのため、タイムラインはあなたの興味がある世界やコミュニティの人の投稿、つまり似たような考えで埋められがちになってしまうわけです。
その結果、ツイッター全体を見れば騒いでいるのはごく一部の界隈なのに、当事者からしてみれば周りの人間全員が騒いでいるように錯覚してしまうこともあります。まさに井の中の蛙大海を知らず、な状態ですね。
ネットは得る情報を自分で取捨選択できるので情報がかたよりがちになっちゃうんですよね。
このようなリスクを避ける簡単な方法は、「あえて自分の興味のないコミュニティ(界隈)の発信者をフォローすること」 です。
全く異なる立場、視点をもっている人の意見を目にすることで気づかぬうちに偏った考えやデマに騙される可能性を減らせるでしょう。
SNSのデマに騙される人の特徴
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SNSのデマに騙される人の特徴は大まかに2つあります。
当てはまる人は要注意ですね。
SNSを新聞やニュースと同じ感覚で見ている
残念ながらTwitterやfacebookで投稿している人たちの大半があなたたちと同じ素人です。
専門家ばかりじゃないんですから。
発信者は極端な話、匿名なんですから何だって言うことができます。
その発言の結果として多くの人が騙されたとしても新聞やニュースとは違いアカウントを捨てればいいだけですから発言者に大した責任感なんてありませんよ。
焦りやすい、パニックになりやすい
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人間には不安や恐怖心を刺激されるとお財布の紐がゆるむ性質があるんです。
当たり前の話ですよね。
誰だって「〇〇(生活必需品)が店から消える!」なんて聞かされたら焦りますし、半信半疑でも万が一のために買い込んでおきたくなるに決まってます。
しかし事あるごとに騙されてばかりだといつか絶対に痛い目をみるでしょう。
一度冷静になってみてください。
その噂の出どころはどこですか?
あなたは今パニックになっていませんか?
冷静な状態のあなたなら悪くない選択ができるはずです。
まとめ
・「これ、デマじゃね?」 という先入観をもっておく
・専門家っぽい人の意見だけを信じる
・同じコミュニティの人間の意見だけを聞かない
悪質なデマに惑わされないための自分なりの対策方法をまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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